WEBライターと雑誌ライターの違い

私は両方を経験しています。もうちょっと詳しく言えば、紙媒体は編集も経験しています。

現在も紙媒体とWEBを両立しています。WEBの方が多いですが。

私がこの業界に入ったときは、WEBはなかったし、エンタメもファッションも新聞、雑誌という紙媒体はテレビとともに情報メディアの中心でした。

私はその頃に雑誌の編集者デビューをしたので、雑誌バブル時代を駆け抜けたといってもいいかも。今思えば、いい時代だった。雑誌めっちゃ売れていたし。

ある大手の芸能誌傘下の雑誌に所属していたけど、親分の芸能誌なんて毎月100万部くらい刷っていましたからね。今。そんな雑誌ありますか?

というわけで、仕事の進め方とか原稿料に決め方とか、すべて雑誌から教わったのです。

そして時代は流れて、WEB媒体が参入してきました。

映画の宣伝に関してもWEB専門で宣伝会社を立ち上げる人もいて、業界はかなり様変わりしてきました。

いま自分はWEBの仕事が多いのですが、それあ、WEBライターの方が募集が多く、目に留まるからです。

しかし、紙媒体の仕事については、もちろんネットにも多く求人が出ていますが、ライターのみは少ないです。正社員あるいは契約社員、または派遣です。

じゃあ、紙媒体で仕事しているフリーランスのライターはどうやって仕事を見つけているのかというと、人脈、コネですね。人の紹介がモノをいう世界です。あるいはライター自ら営業で出版社に出向くことです。

私もこれまで紙媒体で仕事してきたときは、人脈でお仕事を多くいただいてきました。今でも時々、お声かけてくださる方がいて、ありがたい限りです。

文章の書き方は、紙とWEBは違います。サイトによっては、長い文章(5000~10000文字)で人物の歴史をストーリーにしてくださいと言われることもありますが、WEBはだいたい2000文字がMAXです。

そして文章の書き方も雑誌は読者に合せた文体と言うこと以外は、比較的自由度が高い。そして私はその雑誌の書き方で、これまで書いてきて、それでヨシとされていたのですが、最近はちょっと変えようと思っています。

人気がなかった女性サイトを大人気サイトに発展させた編集者のインタビューを読んで、わかったのです。私はとても勘違いをしていたのかもしれない。

何年も書いていて、今頃気付くなんて、どんだけアホなのかと思いましたが、これからチェンジしていきます。何歳になっても学びはつきませんね。


ライター斎藤 香のお仕事

アラフィフでライターやっています斎藤 香のお仕事ホームページです。映画レビュー、インタビュー記事、アンカーライター、書籍ライターなど、毎日書いています。